京都大学阿武山観測所のサポーター会です。施設見学会の運営、案内・解説や出前講座などをやっています。
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桜の季節も終わり阿武山の樹々も素晴らしい新緑でいっぱいです。構内のヤマユリのつぼみも大きくなってきました。来月には中庭の”アジサイ園”も見ごろを迎えます。
今日の一般見学会は多くの参加者で賑やかでした。
朝方は見晴らしも良かったですが、あいにく屋上展望ツアー時にはモヤがかかって眺望は悪かったです。1時間で急に悪くなった感じです。
地震学の歩み講座(西館セミナー室)
ウィーヘルト地震計の展示室(本館地下)
屋上展望ツアー(本館屋上) 午前中は見晴らしも良くなかったです。
中庭も新緑で素晴らしいです。
5月に入り、一般見学会の参加申し込みが急増しています。次回は5月22日(日)ですが、まだ少し空きがあります。新緑と近代化遺産の阿武山観測所。皆さまのお越しをお待ちしています。
お申込みはこちらから
4月9日(土)、今年度最初の一般見学会です。参加者は10名と少なかったです。新年度の見学会チラシ配布は3月中旬と遅かったので、これから申込も増えると思います。
阿武山観測所のサクラは満開も過ぎ、散り始めていました。見ごろは4日あたりでした。
観測所中庭のサクラも散り始めです。
地震学セミナー(午前の部)
佐々式強震計の見学。この地震計の振り子は、”連成振子”で珍しい振り子です。
本館地下の歴代地震計展示室は、機械式の地震計から、最新の地震計まで展示しています。他の博物館と違って、昔からこの場所で”実際に観測”していた地震計を展示しています。古いものは明治時代に開発された地震計もあります。
レトロな建築物の中で、歴代の地震計を見るのも良いものですね。もちろん、すべての地震計について阿武山サポーターが案内・解説します。
屋上展望ツアーもあります。宇治から神戸方面まで、180度の大パノラマが楽しめます。
本館3階屋上は、標高210mです。阿武山山頂よりここの方が見晴らしは素晴らしいです。皆さま、記念写真を撮っていらっしゃいました。今日はモヤがかかってあまりよくなかったです。視界の良い時には、生駒山から金剛・葛城山、また大峰山系も見えます。また、淡路島から友が島も見えますよ。
クイズ回答用の札を持っています。(防災クイズ)
ミニプログラムでは新しく「クイズで学ぶ防災対策」を作りました。問題を出して、みんなで考えて答えの番号札を出します。人気のあるプログラムになりました。このプログラムは子ども向けもあります。
阿武山観測所では、みなさまのお越しをお待ちしています。お申込みはこちらから。
3月20日、今年度最終の一般見学会です。日曜日で家族ずれの方もいらっしゃいました。屋上展望も今年一番の素晴らしい眺望でした。
地震学の歴史講座(西館セミナー室)
ウィーヘルト地震計展示室
1904年にドイツのエミル・ウィーヘルトが開発しました。振り子(錘)の重量が1トンの地震計です。機械式で電気は一切使っていません。当時としては、世界最高倍率を誇っていました。(170倍)阿武山観測所では1932年から約60年間、この場所で観測をしていました。S波も完全に読み取ることができ、地球の内部構造の解明にも役立った地震計です。
近代地震計展示室
まだ現役の地震計から、世界最小最軽量の地震計(2Hz)まで展示しています。国産では、日本のメーカーである「勝島製作所」のPK-110などもあります。この機器はまだ現役で、京都大学でも使用しています。
屋上展望ツアー(本館3階ベランダ)
今日は眺望も素晴らしかったです。久しぶりに大坂平野が一望、大阪市内のビル群から大阪湾・淡路島も見えていました。望遠では、明石海峡大橋の主塔も見えていました。
明石海峡大橋の主塔が見えています(六甲山の裾から少し左り上)
今日のお楽しみミニプログラムは「観測所周辺の植物観察ツアー」です。
コスミレが咲いていました。
中庭のソメイヨシノはつぼみが少し膨らんできています。
4月からの新年度一般見学会の受付も始まりました。季節も良く、皆様のお越しをお待ちしています。まもなく中庭や周辺はサクラが満開で素晴らしい景色を楽しめます。
お申込みはこちらから。
2月20日は最後の一般見学会です。午前・午後で20名の参加者でした。コロナ禍の感染症拡大防止のため人数は毎回、半分の15名で運営しています。今月の団体見学会はすべて中止となっています。
午前の見学会・地震学の歴史講座(西館セミナー室)
満点地震計の解説(ホワイエ展示室)
ウィーヘルト地震計の解説
ガリチン地震計(世界で初めての電磁式地震計です)
屋上展望ツアー(本館3階屋上)少しモヤがかかっていました。
午後の眺望はよく晴れて梅田界隈のビルから大阪湾も見えていました。本当に良く見える日なら、宇治方面から大阪市内・神戸市内のビル群、淡路島・友が島まで見ることができます。また生駒山の後方に大峰山系まで見えます。
良く見える日には、正面に生駒山、右手に葛城山・金剛山が一望です。
2月12日は一般見学会で14名の参加者でした。新型コロナウィルス感染防止のため定員を減らして実施していますが、参加者も少ない状況です。今日は久しぶりに視界も良く、生駒山から大峰山系まで見えていました。
地震学の歩み講座(西館セミナー室)
地震計の模型を使っての解説です(ホワイエ展示室)
世界標準地震計観測網に使われた「プレユーイング地震計」の解説
屋上展望(午前は少しモヤがかかっていました。
今日のミニプログラムは阿武山古墳です。
阿武山古墳の被葬者は”藤原鎌足”と言われています。
阿武山観測所のガイドブック販売コーナー
この公式ガイドブックは、NPO法人阿武山地震・防災サイエンスミュージアムが制作したもので、阿武山観測所の歴史や保存する歴代地震計、また昭和初期のモダニズム建築様式を写真付きで詳しく紹介しています。また屋上からの素晴らしい眺めや阿武山の四季・花や動物なども掲載しています。1冊500円で販売中。
1月29日、ONCC・ぶらっと散策様の団体見学会です。今日も結構寒かったです。最近は見晴らしも良くなく、ずっと朝からモヤがかかっていました。
地震学の歩み講座(西館セミナー室)
佐々式強震計の見学(本館展示室)
ウィーヘルト地震計の見学(本館展示室)
今日のミニプログラムは阿武山古墳で、いつも人気のあるプログラムです。講座の後、すぐ裏庭にある古墳に案内しました。
皆さま、熱心に見学されていました。
阿武山古墳 被葬者は中臣(藤原)鎌足と言われています。
初代所長の志田順が地震計を設置するために掘っていたら偶然発見しました。棺は観測所構内に運んで安置しましたが、108日後にまた埋め戻されました。志田順は遺骸のX線写真を撮っていました・・・・。詳しい事は、見学会のミニプログラムでお話します。この話は、阿武山観測所でしか聞けない”ここだけの話”です。
観測所地下に安置した棺