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Abuyama Science Museum

京都大学阿武山観測所のサポーター会です。施設見学会の運営、案内・解説や出前講座などをやっています。

一般見学会

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一般見学会

9月19日、日曜日の一般見学会で、家族連れの皆様が多かったです。地震学は小さなお子様には少し難しかったようですが、展示模型で遊んでいました。
ホワイエの展示は、断層模型、地震計の仕組みが分かる地震計模型やペットボトル地震計などもあります。また、本物の地震計(満点地震計)で地震波形をモニターで見られます。リアルタイムで地震観測結果をモニターで観ることができます。
変わったものでは、「ミルンヤンマ」の昆虫標本があります。これは、イギリスの地震学者のジョン・ミルンが日本で発見したトンボです。彼の名前から名付けられました。

 
               西館2階のホワイエ展示室




                 満点地震計(KVS-300)

2Hz可動コイル型速度計センサーで、このクラスでは世界最最小・最軽量の地震計で、北摂地方に約100点を設置しています。阿武山観測所は満点の基地として、現在、この地震観測網で研究をおこなっています。

       
                  実際の設置状況



             佐々式強震計の展示室(本館地階)



           佐々式強震計(二代目所長の佐々憲三が開発)


この地震計は、振り子が上下2段で、それぞれ板バネで繋がっています。連成振り子といいます。
記録針の軸は、麦わらです。軽くてしなやかだったようです。

阿武山観測所には、多くの歴代地震計を展示しています。多くの地震計は、昔からその場所で観測していたままの姿をご覧いただきます。ほんとうに歴史を感じることができます。解説はサポーターがその場で詳しく説明します。



              人気の屋上展望(本館三階屋上)


9月の一般見学会は今日で終わりです。10月の見学会は少し空きがありますので、皆様のご来所をお待ちしています。また10月は例年恒例の、特別公開「京大ウィークス2021」が開催予定です。特別講演では、南海トラフ・大阪府北部地震や、防災クイズセミナーなど予定しています。各展示室は自由観覧できます。普段入ることの出来ない場所まで見学できます。
阿武山観測所までのアクセスは、JR高槻駅から送迎車を運行いたします。詳しくは、阿武山観測所ホームページをご覧ください。 https://abuuyama.com
開催日 10月10日(日)、11日(祝・月) 10:00~16:00









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阿武山サイエンスコミュニケーター
性別:
非公開

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