9月に入り、最初の団体見学会です。高槻市上土室からのお越しでした。朝夕は少し涼しくなってきた感じで、だいぶ身体も楽になりました。9月は団体2件と一般見学会が2件です。コロナ禍
のため見学会のキャンセルもありました。
地震学の歩み講座です。約30分ほどの講義で、この後、歴代地震計展示室ツアーに行きます。
地下の地震計展示室で、傾斜計の説明です。
この傾斜計は、「レボイルパシュウィッツ型傾斜計」で、最初は上賀茂観測所にありました。この傾斜計で初代所長の”志田 順”が我が国で初めて、地球潮汐の観測に成功しました。この地球潮汐の研究が、弾性地球の変形を表す3つの定数のうちの1つである「志田数」の提唱につながりました。
レボイルパシュウィッツ型傾斜計の変遷については、おもしろい話がありますが、次の機会にしたいと思います。
レボイルパシュウィッツ型傾斜計(阿武山観測所・地下展示室)
傾斜計の内部(2方向のツエルナー吊り方式の振り子)
屋上展望ツアー
屋上からは、大阪平野が一望できます。宇治~神戸までの180度のパノラマです。