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Abuyama Science Museum

京都大学阿武山観測所のサポーター会です。施設見学会の運営、案内・解説や出前講座などをやっています。

一般見学会(8月29日)

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一般見学会(8月29日)

日曜日とあって、お子様連れや家族で参加の方が多くいらっしゃいました。セミナー室は換気を徹底し、机も間隔を空けて一人掛けにしています。サポーターは、マスク・フェイスシールドと感染予防に努めての対応です。



           地震学の歴史講座(西館第1セミナー室)




      地震計の仕組みを解説しています。この模型を見れば一目瞭然!




       屋上展望ツアー (本館屋上)少しモヤがかかっていました。




         記録紙にススを付ける「スス掛け装置」手前は大森式地震計


昔は地震計の記録には紙にススを付着させ、それを針で引っ搔いて描画していました。摩擦が少なく綺麗に書けていました。毎日、白い記録紙にススを付ける作業は大変だったと思われます。
私も何回かスス掛け作業をしましたが、あの煙の中でのスス掛けには参りました。
記録紙に”薄くススを掛ける”のが難しいです。ムラができたりして相当な経験がいるようです。



           スス掛け装置(左)とニス掛け装置(右)


スス掛けは、灯油ランプに火をつけて紙にススを付けます。その後、プロパンガスに替わりました。小さい穴に火を点け、不完全燃焼を起こしてススを付けます。
ニス掛け装置は記録を保存するためにニスを付けて乾燥させれば出来上がりです。このような記録が60年間でおよそ15万枚を保存しています。



      世界で最初の電磁式のガリチン地震計(子どもさんが興味深々でした) 











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